慶応義塾大学/理工学部
◆ 一般受験(2025年度入学)の形式
理工学部 | 入学時に、学門 A〜E を選択 学門 A :物理・電気・機械分野 学門 B :電気・情報分野 学門 C :情報・数学・データサイエンス分野 学門 D :機械・システム分野 学門 E :化学・生命分野 |
2年進級時に、学科選択 ・学門 A → 物理学科、物理情報工学科、電気情報工学科、機械工学科 ・学門 B → 電気情報工学科、情報工学科、物理情報工学科、システムデザイン工学科 ・学門 C → 情報工学科、数理科学科、管理工学科、生命情報学科 ・学門 D → 機械工学科、システムデザイン工学科、管理工学科 ・学門 E → 化学科、応用化学科、生命情報学科 |
◆ 一般受験(2025年度入学)の試験科目等(※大学HPより)
理工学部 | 外国語(150点) | 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、 論理・表現Ⅲ |
数学(150点) | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学C。 ただし、数学Aからは「図形の性質」、「場合の数と確率」、 「数学と人間の活動」のうち「整数の性質」に関する部分、数学Bからは「数列」、数学Cからは「ベクトル」、 「平面上の曲線と複素数平面」、を出題範囲とする。 | |
理科(200点/1科目 100点) | 「物理」:物理基礎、物理 「化学」:化学基礎、化学 |
<注意事項>(※ 現行のもの(募集要項より抜粋))
・理工学部は、学門別(学門A~学門E)に募集を行います。学門の併願はできません。
・「学門」とは、“学びの庭への入口”といった意味合いが込められています。出願時に選択した「学門」は、
入学検定料支払い後には変更することはできません。
・理工学部では第2学年進級時に、所属する学科を決定します。各学門から進級できる学科とおおよその割合は以下のとおりです。
学門A: 物理学科(20%)、物理情報工学科(40%)、電気情報工学科(20%)、機械工学科(20%)
学門B: 電気情報工学科(30%)、情報工学科(25%)、物理情報工学科(20%)、システムデザイン工学科(25%)
学門C: 情報工学科(30%)、数理科学科(30%)、管理工学科(35%)、生命情報学科(5%)
学門D: 機械工学科(50%)、システムデザイン工学科(35%)、管理工学科(15%)
学門E: 化学科(20%)、応用化学科(60%)、生命情報学科(20%)
・なお、入学後に興味が変わるなどして、本来の所属学門からは進級できない学科に進級したい場合、各学科で約5名まで、
「学門を越えた学科配属」が認められます。配属は学生の希望に基づき、1年次の成績と書類審査によって決定します。
※ 以上に「受験情報」をまとめましたが、誤りがあってはいけませんので、詳細は、必ずご自身で、 大学HP等をご確認ください。
◆ 過去問研究/数学(2023)
・最適な参考書・問題集を決定するためには、最初に、過去問を研究する必要があります。<問題番号> | <主な分野> | <完答するために、理解しておきたい主な内容(*:やや難)> |
第1問 | 微分分野 | ・微分係数の一般公式 ・微分可能でないことの証明 ・平均値の定理を用いた証明 |
第2問 | ベクトル・他分野 | ・内積、余弦定理、sinθを用いた三角形の面積公式、ほか ・内接四角形の性質 ・空間における三角形の面積の同一性 |
第3問 | 確率分野 | ・袋に玉を入れるやや複雑なルール、条件付き確率 ・確率の漸化式の立式と解法 ・n 回目の操作後に、袋の中に n-1 個以上 および n-2 個以上入っている確率(*) |
第4問 | 積分・極限・他分野 | ・絶対値を含む不等式の解き方 ・はさみうちの定理 ・積分計算と、積分の漸化式の立式 ・和の極限に対する積分の漸化式の応用(*) |
第5問 | 複素数平面・整数分野 | ・複素数平面における直線の式と円の式 ・自然数の逆数の和が自然数になる場合 |
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/数学(2022)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/数学(2021)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/数学(2020)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/数学(2019)
◆ 最適な数学の参考書・問題集
・使用する問題集の数は、できる限り、少ない方がいいですが、部分的に使用することを考えている場合には、数が増えてもいい、 と思います。参考書についても同様です。第1段階 |
・最初の参考書・問題集を、まずは、しっかり解いてみるべきです。解説が詳しいほど、自習をしやすくなります。
例えば、以下の参考書・問題集です。 ⚫︎ 青チャート ⚫︎ フォーカスゴールド ⚫︎ 4STEP(別冊の解説は必須) ⚫︎ サクシード(別冊の解説は必須) ⚫︎ 基礎問題精講 and/or 標準問題精講 |
第2段階 |
・「第1段階」の参考書・問題集をほぼ終えた時点において、
できるだけ早く、慶応義塾大学の過去問をチェックしましょう。
解くわけではありません。というよりも、この時点では、
まだ解けません。あくまで「問題と解説の内容のチェック」です。解説の意味がわかるでしょうか? ・解説の意味がわかったり、わからなくても「第1段階」の参考書や問題集に載っている内容であれば、 「第1段階」の参考書や問題集を復習すればいいだけです。 ・慶応義塾大学の場合は、「第1段階」の参考書・問題集の復習をしながら、通常、次の段階にも進むことになります。 |
第3段階 |
・この段階では、時間がある方は、全分野のレベルアップを目的として、全分野を対象として、問題集に取り組んでもいい、
と思いますが、時間がない方、または、特定(苦手)の分野のみに取り組みたい方は、
部分的に、または、分野別の問題集に取り組んでもいい、と思います。 ・また、時間がない場合は、次の「第4段階」と融合して考えることも必要になります。 ・例えば、以下の参考書・問題集です。 【全分野対象】 ⚫︎ 一般に”難しい”とされているのは、「上級問題精講(旺文社)」や「ハイレベル理系数学(河合出版)」など、他にも多くありますが、 青チャートやフォーカスゴールドのレベルをすでに全て終了していて、かつ、まだ高校1〜2年生である場合には、 これらの”上級版”で、腕を磨くのもいい、と思いますが、もう高校3年生であるとか、卒業生のような受験生である場合には、 こうした問題集に手を出すよりも、志望大学(複数)の過去問の数年分を、しっかり理解することに、時間を使った方がいいように思います。 それでも、時間がある場合には、”上級版”に挑戦してもいい、と思います。 【分野別】 ⚫︎ 細野真宏の本当によくわかる本シリーズ ⚫︎ 教科書だけでは足りない大学入試攻略シリーズ |
第4段階 |
・この段階では、慶応義塾大学の過去問演習が中心になります。 ・まずは、数年分の過去問を解き、その復習をしながら、過去問と同レベルの問題演習を繰り返すことになります。 ・過去問演習等を通して、苦手な分野を発見した場合には、まずは、その分野を補強することが重要です。 ・例えば、以下の問題集・過去問等です。 ⚫︎ 東京大学の理系の過去問 ⚫︎ 東京工業大学の過去問 ⚫︎ 早稲田大学の理工系学部の過去問 ⚫︎ 国公立・私立医学部の過去問 ⚫︎ 世界一わかりやすいシリーズ(大学別過去問解説本) ⚫︎ 各大手予備校の慶応義塾大学対象の模擬試験 |
◆ 過去問研究/物理(2023)
・最適な参考書・問題集を決定するためには、最初に、過去問を研究する必要があります。<問題番号> | <主な分野> | <完答するために、理解しておきたい主な内容(*:やや難)> |
第1問 | 力学分野 | ・力学的エネルギー保存則、運動方程式又は力のつりあい(向心力または遠心力) ・壁から離れたときの条件 ・運動量保存則、力学的エネルギー保存則との連立 ・はね返り係数の使い方 ・単振動の運動方程式と周期 |
第2問 | 電磁気分野 | ・誘導起電力の大きさと向き ・誘導電流とそのグラフ化 ・磁界内の電流が流れる導体棒にかかる力の大きさ ・誘導電流がゼロになる条件とその時刻 ・1周期の間に発生するジュール熱の大きさと加えた外力の大きさ ・回転する扇形コイルに生じる誘電起電力により、コンデンサーに蓄えられる電気量 ・コンデンサーが放電していた間のジュール熱 ・コンデンサーに蓄えられる電気量と流れる電流との関係 |
第3問 | 熱・他分野 | ・理想気体の状態方程式、力のつりあい ・単原子分子理想気体の内部エネルギー ・気体が外部に対してする仕事、気体に加えられた熱量 ・重力、気体の圧力による力、バネの弾性力のつりあい ・気体から引かれる熱量の考え方、他 |
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/物理(2022)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/物理(2021)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/物理(2020)
・慶応義塾大学の理工系学部の過去問研究/物理(2019)
◆ 最適な物理の参考書・問題集
・使用する問題集の数は、できる限り、少ない方がいいですが、部分的に使用することを考えている場合には、数が増えてもいい、 と思います。参考書についても同様です。第1段階 |
・最初の参考書・問題集を、まずは、しっかり解いてみるべきです。 例えば、以下の参考書・問題集です。 ⚫︎ 物理のエッセンス ⚫︎ 良問の風 ⚫︎ 基礎問題精講 ⚫︎ 秘伝の物理・講義 ⚫︎ セミナー物理(※ 発展問題を除く) ⚫︎ リードα 物理 ⚫︎ リードライトノート 物理 |
第2段階 |
・「第1段階」の参考書・問題集をほぼ終えた時点において、
できるだけ早く、慶応義塾大学の過去問をチェックしましょう。
解くわけではありません。というよりも、この時点では、
まだ解けません。あくまで「問題と解説の内容のチェック」です。解説の意味がわかるでしょうか? ・解説の意味がわかったり、わからなくても「第1段階」の参考書や問題集に載っている内容であれば、 「第1段階」の参考書や問題集を復習すればいいだけです。 ・慶応義塾大学の場合は、「第1段階」の参考書・問題集の復習をしながら、通常、次の段階にも進むことになります。 |
第3段階 |
・この段階では、時間がある方は、全分野のレベルアップを目的として、全分野を対象として、問題集に取り組んでもいい、
と思いますが、時間がない方、または、特定(苦手)の分野のみに取り組みたい方は、
部分的に取り組んでもいい、と思います。 ・また、時間がない場合は、次の「第4段階」と融合して考えることも必要になります。 ・例えば、以下の参考書・問題集です。 ⚫︎ 標準問題精講 ⚫︎ 名問の森 ⚫︎ 重要問題集(※ 物理の重要問題集は入試問題中心なので、入門用としては難しいと思います) |
第4段階 |
・この段階では、慶応義塾大学の過去問演習が中心になります。 ・まずは、数年分の過去問を解き、その復習をしながら、過去問と同レベルの問題演習を繰り返すことになります。 ・過去問演習等を通して、苦手な分野を発見した場合には、まずは、その分野を補強することが重要です。 ・例えば、以下の問題集・過去問等です。 ⚫︎ 東京大学の理系の過去問 ⚫︎ 東京工業大学の過去問 ⚫︎ 早稲田大学の理工系学部の過去問 ⚫︎ 国公立・私立医学部の過去問 ⚫︎ 各大手予備校の慶応義塾大学対象の模擬試験 |
◆ 過去問研究/化学(2023)
・最適な参考書・問題集を決定するためには、最初に、過去問を研究する必要があります。<問題番号> | <主な分野> | <完答するために、理解しておきたい主な内容(*:やや難)> |
第1問 | 無機・理論分野 | ・体心立方格子の一辺の長さ、単位格子内の原子の個数 ・水素吸蔵合金、水素分子の気体としての体積 ・超臨界流体 ・溶解熱、比熱、温度上昇 ・潮解、中和、アンモニアソーダ法、熱分解 |
第2問 | 理論分野 | ・ヨウ素原子の電子配置、ヨウ素の固体の結合形式 ・電気分解、陽極側と陰極側の反応 ・ヨウ素の溶解時の状態 ・ヨウ素とチオ硫酸ナトリウム水溶液の酸化還元反応と指示薬 ・H2 の平均の減少速度、HI の生成速度、反応速度係数 ・平衡定数 ・活性化エネルギーを含むアレニウスの式 |
第3問 | 有機分野 | ・芳香族化合物、水素付加、臭素付加 ・塩化水素付加における主生成物、マルコフニコフ則 ・有機化合物の構造分析と分子式の決定、加水分解により生成する化合物の分子量 ・塩化鉄(Ⅲ)水溶液との呈色反応、酸化や脱水縮合によって生成する化合物の構造式 ・塩化鉄(Ⅲ)水溶液と呈色せず、フェーリング液とも反応しない化合物の構造式 ・ジペプチドを加水分解することにより生成するα-アミノ酸の種類 ・ヨードホルム反応を示す α-アミノ酸の構造式 ・硫黄反応を示す α-アミノ酸の化合物名 ・タンパク質の二次構造(α-ヘリックス、β-シート) ・タンパク質の三次構造(ジスルフィド結合) |
・慶応義塾大学の理工学部の過去問研究/化学(2022)
・慶応義塾大学の理工学部の過去問研究/化学(2021)
・慶応義塾大学の理工学部の過去問研究/化学(2020)
・慶応義塾大学の理工学部の過去問研究/化学(2019)
◆ 最適な化学の参考書・問題集
・使用する問題集の数は、できる限り、少ない方がいいですが、部分的に使用することを考えている場合には、数が増えてもいい、 と思います。参考書についても同様です。第1段階 |
・最初の参考書・問題集を、まずは、しっかり解いてみるべきです。 例えば、以下の参考書・問題集です。 <問題集> ⚫︎ 基礎問題精講 ⚫︎ セミナー化学(※ 発展問題を除く) ⚫︎ リードα 化学(※ 応用レベルを除く) ⚫︎ リードライトノート 化学 ⚫︎ 重要問題集の A 問題(※ B 問題は応用レベルなので除く) ⚫︎ 化学の新標準演習 <参考書> ⚫︎ 化学の新研究(※ だいたい何でも書かれています! 通読はしません。必要な部分だけ参照してください) |
第2段階 |
・「第1段階」の参考書・問題集をほぼ終えた時点において、
できるだけ早く、慶応義塾大学の過去問をチェックしましょう。
解くわけではありません。というよりも、この時点では、
まだ解けません。あくまで「問題と解説の内容のチェック」です。解説の意味がわかるでしょうか? ・解説の意味がわかったり、わからなくても「第1段階」の参考書や問題集に載っている内容であれば、 「第1段階」の参考書や問題集を復習すればいいだけです。 ・慶応義塾大学の場合は、「第1段階」の参考書・問題集の復習をしながら、通常、次の段階にも進むことになります。 |
第3段階 |
・この段階では、時間がある方は、全分野のレベルアップを目的として、全分野を対象として、問題集に取り組んでもいい、
と思いますが、時間がない方、または、特定(苦手)の分野のみに取り組みたい方は、
部分的に取り組んでもいい、と思います。 ・また、時間がない場合は、次の「第4段階」と融合して考えることも必要になります。 ・例えば、以下の参考書・問題集です。 <問題集> ⚫︎ 標準問題精講 ⚫︎ セミナー化学の発展問題 ⚫︎ リードα 化学の応用レベルの問題 ⚫︎ 重要問題集の B 問題 ⚫︎ 化学の新演習 <参考書> ⚫︎ 化学の新研究(※ だいたい何でも書かれています! 通読はしません。必要な部分だけ参照してください) |
第4段階 |
・この段階では、慶応義塾大学の過去問演習が中心になります。 ・まずは、数年分の過去問を解き、その復習をしながら、過去問と同レベルの問題演習を繰り返すことになります。 ・過去問演習等を通して、苦手な分野を発見した場合には、まずは、その分野を補強することが重要です。 ・例えば、以下の問題集・過去問等です。 ⚫︎ 東京大学の理系の過去問 ⚫︎ 東京工業大学の過去問 ⚫︎ 早稲田大学の理工系学部の過去問 ⚫︎ 国公立・私立医学部の過去問 ⚫︎ 各大手予備校の慶応義塾大学対象の模擬試験 <参考書> ⚫︎ 化学の新研究(※ だいたい何でも書かれています! 通読はしません。必要な部分だけ参照してください) |