2024 年 | 慶応義塾大学(理工学部)| 数学
◆ 第1問
整数・図形と式・他分野 |
【完答するために必要な考え方、等】 ・約数、素因数分解、約数の数 ・2024 の6乗根に最も近い自然数を求める考え方 ・数列の漸化式 ・数学的帰納法 ・極限、はさみうちの原理 |
【問題難易度】 ★ 3(※「★1」が共通テストレベル。難易度の評価は、当塾の主観によります) |
【対策】 ① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等を仕上げることで、 個々の内容を理解する。次に、② 試験問題特有の部分 (本問では、「2024 の6乗根に最も近い自然数を求める考え方」や「はさみうちの原理にもっていく考え方」の部分等)については、 過去問演習を通して、その「応用の型」を身につけたい。 |
◆ 第2問
確率分野 |
【完答するために必要な考え方、等】 ・3タイプのコイン(タイプ1:表裏に H の文字、タイプ2:表裏に T の文字、タイプ3:片面に H と T の文字)に関する問題 ・取り出したコインを投げたときに、H が出る確率 ・H が出たという条件の下で、そのコインがタイプ3である条件付き確率 ・コインを2回投げたときに、2回とも T が出たという条件の下で、そのコインがタイプ2である条件付き確率 ・取り出したコインを2回投げたとき、その結果からコインのタイプが分かる確率 ・取り出したコインを n 回投げたとき、その結果からコインのタイプが分からない確率 |
【問題難易度】 ★ 2(※「★1」が共通テストレベル。難易度の評価は、当塾の主観によります) |
【対策】 ① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等を仕上げることで、 個々の内容を理解する。次に、② 試験問題特有の部分 (本問では、「コインのタイプが分かる確率と分からない確率の問題」部分等)については、 過去問演習を通して、その「応用の型」を身につけたい。 |
◆ 第3問
積分・微分・他分野 |
【完答するために必要な考え方、等】 ・積分における絶対値の外し方 ・中間値の定理を用いた証明と解が一つであることの証明 ・平均値の定理を用いた証明 ・ある関数の最小値の検討 ・前問の利用の仕方 |
【問題難易度】 ★ 3(※「★1」が共通テストレベル。難易度の評価は、当塾の主観によります) |
【対策】 ① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等を仕上げることで、 個々の内容を理解する。次に、② 試験問題特有の部分 (本問では、「前問の利用の仕方」等)については、 過去問演習を通して、その「応用の型」を身につけたい。 |
◆ 第4問
空間ベクトル・他分野 |
【完答するために必要な考え方、等】 ・ベクトルの内積の計算 ・ベクトルの内積を用いた、三角形の面積の計算。 ・四面体の体積の計算 ・ある3点を通る平面が、ある辺と共有点をもつ場合の条件。 |
【問題難易度】 ★ 2(※「★1」が共通テストレベル。難易度の評価は、当塾の主観によります) |
【対策】 ① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等を仕上げることで、 個々の内容を理解する。次に、② 試験問題特有の部分 (本問では、「ある3点を通る平面が、ある辺と共有点をもつ場合の条件。」等)については、 過去問演習を通して、その「応用の型」を身につけたい。 |
◆ 第5問
複素数平面・他分野 |
【完答するために必要な考え方、等】 ・円周の長さと角度の関係 ・複素数の極座標表示 ・複素数平面上の位置の表現の仕方 ・曲線の長さの計算方法 ・はさみうちの原理による極限の考え方 |
【問題難易度】 ★ 3(※「★1」が共通テストレベル。難易度の評価は、当塾の主観によります) |
【対策】 ① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等を仕上げることで、 個々の内容を理解する。次に、② 試験問題特有の部分 (本問では、「複素数平面上の位置の表現の仕方」や、 「はさみうちの原理による極限の考え方」等)については、 過去問演習を通して、その「応用の型」を身につけたい。 |
◆ 総評
全体的な対策 |
① まずは、青チャート・フォーカスゴールド等の網羅型問題集で、全範囲を満遍なく仕上げること。 ② 一般の問題集では対策しきれない応用部分に対しては、過去問演習を通して、その「応用の型」を理解すること。 ③ もし余力・時間があれば、上記①の後に、難しめの問題集を1冊はさんで、いわゆる難問に慣れてもいいと思いますが、 青チャートやフォーカスゴールド等を仕上げた後であれば、過去問の解説を理解できる、と思いますので、 他大学の過去問も含めて、過去問演習をメインにしてもいい、と思います。 |